有料老人ホームで働く看護スタッフ

imasia_3872289_XL

有料老人ホームでは、常に医療管理や処置が必要といった重度の方も積極的に受け入れる所が多く見られます。しかし、病院と違い医療知識や技術を持つスタッフは少なく、「看護スタッフ」の存在が必要不可欠です。求人数も多く、有料老人ホームは優秀な看護スタッフを確保して様々な状態の方にも対応する施設づくりに取り組んでいます。

高齢化の進行により、今後も需要が高まる事が見込まれる有料老人ホームで働く「看護スタッフ」の役割や勤務体制等について紹介します。

有料老人ホームの看護スタッフの仕事内容

有料老人ホームの看護スタッフの仕事内容は、主に入居者の健康管理と緊急時の対応です。健康管理業務は入居者の血圧測定や状態確認、傷の処置や血糖測定等、利用者の状態に合わせた対応を行っていきます。緊急時の対応は利用者の意識確認や状況の把握、医師や家族への状態報告等になります。

また、その他にも入居者の処置に使う備品の管理や介護職員に対してサービスを提供する中での注意点の指導、共に働く様々な職種と連携してケアプランの作成にも関わる場合もあります。

看護スタッフは緊急時に速やかに対応できるように、入居者の普段の血圧や脈といったバイタル、体重や排泄の状況、かかっている病気の内容等、利用者に関する情報は確実に把握する事が求められます。そのため施設長や相談員、介護職員といった他業種との連携が重要です。

仕事内容は、各施設によって大きく異なります。施設によっては入浴等の介護業務を担当する場合もありますので、仕事内容については求人情報や面接で確認する事が大切です。

有料老人ホームでの看護スタッフの勤務体制

有料老人ホームを仕事先として選択する際は、自分がどのような働き方をしたいか考える事が大切です。施設によって夜勤がある場合と無い場合、緊急時のオンコールがある場合と無い場合、看護スタッフの数が多い場合と規定に合った最低限の数しかいない場合等、働く職場によって勤務体制は大きく変化します。

子育てや介護を行っている等、自分の生活環境に合わせて働きたい場合にはパートとして短時間勤務や週に数回のみの勤務が可能な所もあります。自分の時間を大切にしたい方にもお勧めです。

自らの知識と技術を最大限活かしてフルタイムでしっかり働きたい場合は、重度の方を受け入れ、24時間看護スタッフが常駐している職場を選ぶ事をお勧めします。夜勤を行う事で収入やキャリアアップにつながりますし、有料老人ホームの数は増加傾向にあり、各施設が工夫をして顧客獲得に取り組んでいるため職場選びの幅が広がっていきます。

有料老人ホームの看護スタッフの役割は重要

有料老人ホームに入居する方は、施設の受け入れ方針によって状態は大きく異なってきます。しかし胃瘻(いろう:腹壁を切開して胃内に管を通し、食物や水分や医薬品を流入させ投与するための処置)や吸引、褥瘡(じょくそう:一般には床ずれ(とこずれ)と呼ばれる)の処置といった医療行為が必要な方を受け入れる所も多く、看護スタッフの役割は重要です。

病院では必要以上の入院は行わないため、退院後の生活や健康管理の場として有料老人ホームが選ばれるケースもあります。その時に医療に関する高い専門的知識と技術を持っている看護スタッフがいる事は、今後の生活や健康状態に不安を感じている入居者の安心感にもつながります。

医療知識や技術を持つスタッフの少ない有料老人ホームは、緊急時に頼りになる看護スタッフの存在は欠かす事はできません。入居者が心身の健康を保ち充実した日々を過ごしていくには、日頃の健康管理を行う看護スタッフが必要です。多くの人にとって頼れる存在として活躍できる有料老人ホームの看護スタッフは、やりがいを感じられる仕事としてお勧めの職業です。

→大阪・兵庫での看護スタッフのお仕事をお探しなら、エタンセルまでご相談下さい。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリ

アーカイブ

メールでのお問い合わせはこちら

お電話でのお問い合わせはこちら

受付時間:9:00~18:00(日曜日・祝日休業)

人材をお探しの採用ご担当者様はこちら