介護士になって良かったと思う瞬間ベスト3

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介護士の仕事は、「難しく、とても大変な仕事だ」と思われる方もおられます。しかし、介護士として働いている方は、そのようなイメージばかりを持っているわけではありません。マイナスイメージだけを持って働き続けることは、介護士にとっても利用者にとってもとても辛いことになります。

介護士をしていると、「介護士になって良かった」と思える瞬間があり、働き甲斐を強く感じるときがあります。ここでは、介護士を続けて10年の私が、介護士になって良かったと思う瞬間ベスト3について書きたいと思います。

利用者や家族からの「ありがとう」という言葉

利用者の多くは、生活の中において何かしら自分でできないことがあり、誰かの助けが必要となります。しかし、家族が介護をしている場合、近親者であればあるほど日々イライラが募り、ぎすぎすした関係となってしまうことがあります。

そのため、家族にとっても利用者にとっても良くない環境で介護を行ってしまっていることがあります。このような時、介護士が介入し、利用者と家族にとって安心で安全な生活環境を提供できたとき、「ありがとう」という感謝の気持ちを言って頂けることがあります。

この「ありがとう」と言う言葉を聞いたときが、介護士にとって一番幸せな時間であり、介護士になって良かったと思う瞬間です。

できなかったことができたときの喜び

介護が必要な状態となると、今までできていたことができないという苦しさにぶつかり、利用者はマイナス思考となってしまうことがあります。しかし、介護の介入の仕方一つで、できなかったことができるようになることもあります。

特に、在宅生活をしている場合や在宅復帰を目指している場合など、リハビリを強化するだけではなく、現状の維持・増進をすることが重要となります。そのため、介護士は利用者一人一人に対しケアを考え、その利用者に対しどうすることが良いのかということを考え、実践していきます。

実践した結果、できなかったことができたとき、利用者も家族も喜びがあふれることもあり、そのできるようになった利用者を見て介護士もうれしくなります。この喜びは、介護士だからこそ味わえるものであり、介護士になって良かったと思う瞬間です。

利用者の笑顔と最期の別れ

利用者は、高齢者と言うこともあり、今まで生きてきた人生の最期を介護士とともに生活することになります。これは、悲しい別れともなりますが、利用者にとっては最期をどのように生きるかという重要な課題ともなります。

利用者にとって、最期に近い時期、今ある環境の中でたくさんの思い出とともに、笑顔を見せてくれます。そして、最期の別れの前には、今までの感謝と敬意をもって旅立ちます。これは、人と人とのつながりの中で人間は生きていくということを、利用者から介護士が学ぶ瞬間でもあり、介護士になって良かったと思う瞬間でもあります。

まとめ

ここでは、介護士になって良かったと思う瞬間ベスト3について、紹介いたしましたが、いかがでしたか?介護士の仕事は、大変ということばかりではなく、人と人とのつながりの中で得るものはとても大きいです。

特に、高齢者の介護というものは、人生の最期を共に生きることになるため、高齢者が最期まで安心で安全な生活を提供することが、介護士としての重要な役割となります。さらには、本当の最期の時、介護士は高齢者から「人生」というものを学び、その学んだことを今後に生かしていく、それが介護士としてとても貴重な経験になります。

介護士を目指されている方は、ぜひともこれらの喜びと感動を、利用者と分かち合えてもらえたらと思います。

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