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介護施設における看護業務~服薬管理編~

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高齢化社会が進む中で介護施設の数も増えており、病院以外で看護師が活躍できる職場として「介護施設」を選ぶ人が増えてきています。

介護施設では医療的な業務の他にも、介護士と同じように排泄や入浴といった介護分野の介助も行う事があります。これらは介護士とは違う医療の専門家としての視点から、健康観察や身体能力の変化などを知る上では役に立つ業務です。

特に介助のローテーションに組み込まれることはありませんが、手が空いている時には積極的に介助の補助に入るようにしましょう。

今回は、介護施設における看護業務として大きなウエイトをしめる服薬管理について紹介いたします。

■介護施設での服薬管理

薬は、医師の処方に基づき、心身機能の維持や向上に欠かせないものです。さまざまな病気を持ちながらも日々健康的な生活を送るためにも必要です。高齢者は特に体力や免疫力が低下しており、誤薬や薬の副作用によって命を危険にさらしてしまうことがあります。

薬に関しては、服用している本人が本来であればしっかりと何のために飲んでいるのか、なぜ飲まなければならないのかを理解していてほしいところではありますが、困難な状況の方が多いため、介護施設利用の方については、看護師が服薬管理を行います。

介護施設にいる看護師は、一番近くにいる医療従事者として薬を理解し、その人の身体状態を把握し心身状態の変化を早期に発見する役割を担います。

■通所系介護施設での役割  ~服薬管理~

デイサービスなどの通所系介護施設で働いている看護師の役割で一番に挙げられることは利用者一人一人の健康管理です。週1回利用する人から数回利用する人まで人それぞれですが、疾患を持っている利用者については、体調の変化がいつ起こるかわかりません。

利用者の疾患を理解し、処方されている薬を把握する必要があります。自宅から持参される薬が間違いないものか確認することも必要です。

薬手帳や薬情報で、持参した薬が間違いないものなのか副作用の危険性を確認し、体調の変化に応じては、すぐに家族や医療機関へ連絡することも必要となります。在宅支援チームの一員として、医療従事者としてチームに情報を発信し共有することが大切です。

■入所系介護施設での役割  ~服薬管理~

入所系介護施設で働く看護師は、生活の場であるこれら施設内での「健康管理に係わる事すべて」が役割になります。医療よりも生活サポートが中心となります。入所施設というと、介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、グループホームなどがあります。

施設に入所され、自身で薬を管理できる方はごく数名と考えておくと良いでしょう。その他の利用者の薬を看護師がすべて管理します。

施設によって、利用者の人数は異なり、看護師が1人か2人で全員を回らなければならないため、利用者の多いところでは、服薬管理が大変な仕事となります。

高齢者になればなるほど、薬の量が多く、何件もの病院に通院している方であれば膨大な薬の管理の必要があります。薬はしっかりと、一人一人間違いなく配布して服用してもらわなければなりません。

施設によっては介護士が配る場合もあるので、わかりやすく看護師が準備しなければなりません。看護師が中心に利用者の状態を確認し、変化に気づいていき、必要に応じ、医師に相談し、薬の調整をかけていく必要もあります。

■まとめ

介護施設における看護師業務には、多くの業務があり、日々多忙です。

しかし、今回紹介した服薬管理は、在宅生活、施設生活を利用される方の命に係わる大切なものであるため、慎重に取り扱わなければならないものです。間違えて他人の薬を服用させてしまったという事故事例もあります。誤配や服用間違いをしないようにしなければなりません。利用される皆さんが安心して施設で過ごせるような、安全で確実な服薬管理を行うことが看護師には求められます。

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